SOFT SKILLSを読み始めたので生産性(プロダクティビティ)を高めるためにやっていることをふりかえってみた

最近「SOFT SKILLS」を読み始めた。
ソフトウェア開発者向けのライフハック本という感じで、内容は幅広い。
比較的ストイックな内容になっているので、すべてを真似するのは簡単ではないかもしれない。
それでもソフトウェア開発者としての豊かな生き方を目指すなら、読んでおいて損はない。と思う。

SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル

SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル

本書は7部構成になっているが、そのうち1部は「生産性(プロダクティビティ)を高める」ことについて書かれている。

生産性を高めることは個人的に重要なテーマで、日々降ってくる膨大な仕事を捌きつつ、家族との時間も持ちたいし、自分だけのための時間も勿論ほしい。
そのためには、やはり生産性を高めるということが重要なテーマのひとつになってくる。
そこでこの機会に改めて、生産性を高めるためにやっていることをふりかえってみた。

生産性向上を阻害する要因を絶つ

生産性を手っ取り早く高めるには、生産性向上を阻害する要因を可能なかぎり絶てばいい。
まず、基本的にSNSは開かない。
見ないようにするのではなく、「開かない」「起動しない」ようにする。
一時期、僕は意味もなく常にブラウザのタブの1つがFacebookだったり、Twitterのクライアントアプリを立ち上げていたりしていたのだが、このような状態だと、ちょっと気を緩めたときに見てしまって、そのままダラダラ眺め続けてしまいがちだった。
SNSの利用を強制的にコントロールするアプリなどもあるが、仕事上SNSをツールとして扱う必要もあるので、僕はそこまでしていない。
必要がなくなったら「閉じる」ということを徹底するだけでも、結構効果がある。

あと、メーラーも基本的に閉じるようにしていて、開きっぱなしにはしない。
チャットツールは常時起動しているものの、通知やポップアップは切ったうえで、使わないときは常に画面を最小化するようにしている。
どうしても集中したいときにはヘッドホンをつけるが、「音楽を聴いて集中力アップ&まわりの音を絶つ」ためというよりは、「話しかけられるのを極力抑える」ためにつけている。
なので、ヘッドホンからは何も流れていないこともある。
嫌われそうなので多用はしづらい。

ちなみにSOFT SKILLSではチャットは完全に時間の無駄だ、メールのほうが良いよって書かれていて面白い。
確かにチャットは非同期コミュニケーションではあるが、同期コミュニケーションを暗黙的に求められるところがあるので、難しいところ。。。

集中している状態に強制的に引き込む

何に取り掛かるにしてもそうだが、取り掛かる瞬間が一番ツライ。
SOFT SKILLSにも、集中モードに入るためには最初の苦痛に耐え抜く必要があるが、それは一時的なものに過ぎず、それを乗り越えてしまえば集中モードは簡単に途切れないといったことが書かれている。
そのため、如何に苦痛に耐えて集中モードに早く入れるかが勝負になってくるわけだが、僕は今のところポモドーロテクニックを使って、このあたりをなんとかしている。

ポモドーロテクニックは25分作業+5分休憩のサイクルを回して、高い集中力を継続的に保つためのテクニックだが、僕は集中モードに入るスイッチとして使っている。
先に挙げた阻害要因を一通り絶ったらタイマーをスタート。
タイマーがスタートしたら集中モードに入り(入ってなくても入ったと思い込んで)、タイマーが進み続けている間は設定したタスクのみにフォーカスして作業し続ける。
本当に集中モードに入れば、あとは楽なので、意識しなくても作業に没頭できることが多い。
そのあとのサイクルは守れそうであれば守るが、キリが悪ければ休憩を挟まずにそのまま作業を続けたりもしている。
あくまで、僕の中ではスイッチとしての役割が大きい気がしている。
なお、僕はポモドーロテクニック導入にあたって、『Pomodoro Time』というアプリを使っている。

悩む時間を減らす

悩むという時間が入り込んでくると集中モードは一気に冷める。
タスクが終わったあとに「次の作業、何をしようか。。。」と手が止まったり、常に「次はあれをやって、そのあとはこれをやって。。。」と考えていたり。
月並みではあるが、思いついたタスクは即書き留めること、書き留めたタスクを見直し、細分化・整理する時間を意図的にとることで回避している。
この辺りはGTDの考え方に近いかもしれない。GTDよくわからないけど。

思いついたタスクを即書き留めるっていうのは当たり前に思えて、実は徹底できていなかったりする。
徹底させるためには、ちょっと思いついた些細な事もとにかく書き出す気持ちでやる必要があるので、書き出すという行為自体とにかく簡単にしないといけない。

僕は『Todoist』を使っているので、アプリを常時立ち上げて、タスクを思いついたら粒度もジャンルも考えず即座にインボックスに突っ込んでいる。
あとは、会社でのチャットツールが『Chatwork』なので、何かチャットで依頼されたら、Chatworkのタスク機能でメッセージをまるごとタスクに登録している。
こんな形でタスクは粗かったり散っていたりするのだが、後々整理する時間をとって粒度を細かくしたり整理し直したりして、Pomodoro Timeにセットしてから作業を開始するというような形でやっている。

ふりかえってみて

今のところ、これらはそれなりに上手くいっているよなー、と。
継続していくことが一番なのは言うまでもないので、ストイックにし過ぎず、自分に合ったところまで落とし込んで、無理のない程度でやっていけると良いなと思う。
ちなみに、最初に述べたとおりSOFT SKILLSはもっともっとストイックなので、ここまでやればもっと生産性上がるのかなーとも思うが、まず続かなそうなので試すの怖い。